「9ヶ月〜1歳児のケア」

2007/09/17

9ヶ月にもなると、離乳食もそろそろ後期に突入している頃でしょう。舌の動きも前後、上下、左右と色々な方向へ動かせるようになり、歯ぐきでごはんを噛み潰して食べられるようにもなって来ます。

この頃になると、ほとんどの子供が前歯が生えてそろい終わってくると思います。また、丁度、生えたての状態なので、逆に言えば歯の質もまだまだ未完成でもあります。
と言うのも、歯と言うのは、数年使って行くうちに、唾液中のカルシウムが歯に沈着し、強さを増して行くからなのです。さらに、まだまだ離乳できておらず、哺乳瓶で甘い飲み物を飲む機会も多いので、虫歯になりやすい環境が整ってしまっているのです。

これらを改善し、虫歯になるリスクを減らすにはどうすればいいのでしょう?

・虫歯菌が赤ちゃんに感染しないような配慮をする
  →両親に虫歯が多いと、子供にも感染します。まずは、両親が虫歯を減らしましょう。そして、食事の時には、一緒のスプーンなどを使わず、子供には子供専用のスプーンや食器を使うようにしましょう。

・哺乳瓶で甘い飲み物を与えないようにしましょう
  →ジュースやイオン飲料などを日常的に哺乳瓶で飲ませている子供は、虫歯になりやすいというデータがあります。ミルクや母乳にも糖分は含まれているので、寝かしつけなどで飲ませたまま歯磨きをせずに就寝。。となると、どうしても虫歯になりやすいので、寝かしつけの前などは、麦茶やお白湯など、糖分が入っていないものを選んでください。

・上の前歯が虫歯になりやすい時期です!
  →この時期は、上の前歯が虫歯になりやすいため、お母さんの歯磨きの時には、是非念入りに磨くようにしてください。歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目なんかが虫歯になりやすい場所ですので、磨く時にも、その場所を念入りに!お願いします。

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