この方は、植の前歯の左側にある古い被せものを綺麗にしたい、見た目の印象を明るくしたい、そんな希望をもって来院されました。
全体的に診査を行ったところ、左上前歯の2番目の歯は根の先に大きな病巣を持っており、残すことを不可能と判断、抜歯をして3本分のブリッジ(3本分をつなげて一塊にして治す方法)で見た目の改善を行うこととなりました。
また、全体の印象を明るくする為に、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行い、下の前歯の古いプラスティックはホワイトニング後に詰め替えを行うこととなりました。
まずは、歯のお掃除。お家でもきちんとメインテナンスが行えるように歯磨きの指導から行います。
そして、上の前歯の古い被せものを外し、仮歯をセットします。
その後、抜歯予定の歯を抜き、歯肉が治るのを待ちます。
傷跡が治るのに数ヶ月かかりますので、その間にホワイトニングを行います。
ホワイトニングでご自身の歯の色が決まったら、下の前歯のプラスティックを詰め替えます。
そして、上の前歯の傷跡が治ったのを確認した後、セラミックスの型取りを行います。
型取りが終わると、約3週間後にセラミックをセットします。
ここまでの治療期間は、最短で約5ヶ月。
歯肉の治る期間やホワイトニングで希望の色を出すまでの期間に個人差があるので一概には言えませんが、歯を抜くと、その分、歯肉が治るまで少し時間がかかります。
ちなみに、上の右側の2番目の歯は健康なので、見た目の改善は色の改善だけをおこないました。頑張ってお掃除を続けながら今の状態のまま少しでも長く維持出来ればと考えています。
治療に必要としたこと
•オフィスホワイトニングとホームホワイトニング併用コース
•オールセラミックスブリッジ(ジルコニア使用)